家計の防衛策としても栄養摂取の面でも非常に優れたマグロあらですが、万人向けの食材ではありません。ライフスタイルや調理環境によって適性がはっきりと分かれます。
マグロあらを積極的に活用すべき人
- 食費を抑えながら高タンパク・良質な脂質(DHA/EPA)を摂取したい家庭:肉類以上のコストパフォーマンスで、育ち盛りの子どもやアスリートの身体作りを支えられます。
- 週末の作り置きや酒の肴をコストをかけずに楽しみたい人:佃煮や角煮、カマ焼きなど、日本酒や白米との相性が抜群な常備菜が数百円で大量に作れます。
- 調理の下準備(丁寧な15分の下処理)を手間と感じない人:科学的な手順に従って食材の味が激変するプロセスを楽しめる人にとって、これほど費用対効果の高い食材はありません。
購入に慎重になるべき・おすすめできない人
- 魚の骨を自分で取り除くのが極端に苦手な幼児・高齢者がいる家庭:あらは太い骨や鋭いヒレの骨が複雑に入り組んでいます。誤飲のリスクがあるため、骨を完全に除去する手間をかけられない場合は、骨なしの切り落としを選ぶのが賢明です。
- 調理時間を10分以内で終わらせたい超時短重視の人:塩振りと霜降りの下処理を省くと確実に失敗します。工程を省略したい忙しい日の夕食には不向きです。
- 生ゴミの収集日まで日数があり、ディスポーザーや密閉ペールがない環境:あらから出た大量の骨や皮は、夏場を中心に強い腐敗臭の原因になります。ゴミ出し日の前日に購入するか、骨を新聞紙とビニール袋で二重密閉して冷凍保管するなどの工夫ができない場合は注意が必要です。