双極性感情障害と双極性障害の違いとは?診断書の表記理由と病態を解説

双極性感情障害と双極性障害の違いとは?診断書の表記理由と病態を解説

双極性感情障害と双極性障害の違いとは?診断書の表記理由と病態を解説の背景について、専門知識を基に徹底解説します。

各呼称の立ち位置や診断基準、臨床上の重要指標について、客観的なデータとともに構造的に整理しました。

診断名・分類項目準拠基準・コード体系臨床現場での使われ方・頻度編集部の見解・実務上の注意点双極性感情障害WHO「ICD-10」
分類コード:F31自治体への手帳申請、自立支援医療、傷病手当金、年金診断書で必須行政書面で最も目にする公的な名称。別の重病と誤解して狼狽する必要は一切ありません。双極性障害(双極症)米国精神医学会「DSM-5」
ICD-11(最新移行中)医師の説明、専門書、Webメディア、啓蒙書などで標準的に使用一般への浸透度が最も高い病名。日本精神神経学会では「双極症」への呼称統一が進んでいます。躁うつ病(旧呼称)伝統的精神病理学
(クレペリン分類)年配の臨床医による口頭説明や、患者家族間の日常会話で散見医学的な正式病名としては使われなくなりつつありますが、意味合いは双極性障害と同一です。双極Ⅰ型障害DSM-5 / ICD-10明確な「躁状態」(社会的破綻や入院を要するレベル)が1回以上存在激しい浪費や攻撃性で周囲との摩擦が起きやすく、急性期の速やかな鎮静・安全確保が急務となります。双極Ⅱ型障害DSM-5 / ICD-10「軽躁状態」(入院は不要だが平時と異なる高揚)と「重いうつ状態」「軽症」という意味ではありません。うつ期間が長く苦痛が深いため、自傷や自死のリスク管理が極めて重要です。
山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。