2021年2月、世界中のメディアを一斉に駆け巡ったのが「ミスターポテトヘッドが改名し、性別をなくす」というセンセーショナルなニュースでした。SNS上では「伝統的なキャラクターが失われる」「過度なポリティカル・コレクトネスではないか」と激しい議論が巻き起こりましたが、実際の事実関係は大きく異なります。
玩具メーカーのハズブロ(Hasbro)が実施したのは、あくまで製品ブランド全体の名称を「ポテトヘッド」へと統一したことでした。従来の家庭像にとらわれず、子どもたちが自由な組み合わせで家族を作れるプレイセット『Create Your Potato Head Family』を展開するためのブランドリニューアルが目的だったのです。
騒動を受けてハズブロ社は公式声明を発表し、「ミスター・ポテトヘッドとミセス・ポテトヘッドのキャラクター自体が消滅したり、性別が変更されたりするわけではない」と明確に否定しました。個々のトイボックスや劇中設定において、彼らは変わらず愛すべき夫婦として生き続けています。