「C&Cサトー商会」の看板を掲げる実店舗の熱気は、今やプロの料理人だけのものにとどまらない。大容量の調味料、下処理済みの冷凍野菜、専門店仕様の冷凍肉。物価高が家計を直撃するなか、高品質な食材を割安に入手したい一般消費者の来店が急増している。
しかし、同社が最も大切にしているのは「プロの信頼」だ。早朝から仕入れに訪れる居酒屋店主やカフェオーナーに対し、スタッフは単に商品を売るだけでなく、旬の食材の入荷状況やメニュー開発のヒントまで提供する。対面販売ならではのアナログな情報交換と、プロの要望に応える膨大な品揃え。この二本の柱が、EC全盛の時代においても実店舗の価値を揺るぎないものにしている。