なぜ段差を上り下りするだけの動作が、これほど顕著なシェイプアップ効果をもたらすのか。現場で指導にあたる有名パーソナルトレーナーは、その理由を筋肉の動員パターンとエネルギー消費効率の高さにあると指摘する。
「踏み台昇降運動は、歩行動作を垂直方向へ拡張したエクササイズです。平地を歩く場合に比べて、身体を持ち上げる動作が加わることで大臀筋やハムストリングスへの負荷が跳ね上がります。さらに、足首の屈伸運動によって『第2の心臓』と呼ばれるふくらはぎの筋ポンプ作用が強力に働くため、下半身に滞りがちな血液やリンパの巡りが劇的に改善されるのです」
また、一定のリズムで継続する持続的な有酸素運動であるため、開始15〜20分を過ぎたあたりから脂肪燃焼効率がピークに達する。下半身の大きな筋肉群を連続して動かすことで基礎代謝の底上げも期待でき、運動終了後もエネルギー消費が続くアフターバーン効果を狙えるのも強みだ。