日本の街中に昔からある「インネパ(インド・ネパール料理店)」と呼ばれる店。その多くはネパール人シェフが経営しながらも、日本人の好みに合わせた北インド風の濃厚なカレーとナンを提供してきた歴史がある。しかし、2026年の今、事態は一変した。
「自分たちが故郷で毎日食べている本当の味を出したい」――そんなシェフたちの切実な想いと、よりマニアックでリアルなエスニック体験を求める日本の食通たちのニーズが見事に合致したのだ。油分が少なく、素材の旨味とフレッシュなハーブを効かせたネパール料理は、健康志向の高まりとも合致し、一躍トレンドの最前線へと躍り出た。