ネット検索で「GU ベルト メンズ」と打ち込むと、サジェストに現れる「安っぽい」「バレる」という不穏なキーワード。こうした噂が広まった背景には、GUが過去に大量展開していたポリウレタン(PU)樹脂製の合成皮革ベルトの印象が強く残っている点にあります。
合皮ベルト特有の不自然な光沢感や、曲げたときに走る細かなビニールジワ、そして使い込むうちに生じる表面のひび割れ(加水分解)は、誰の目にも明らかな「量産型の安っぽさ」を醸し出していました。靴や時計と並び、腰回りは視線が集まりやすい部位であるため、質感が粗悪だと全体のコーディネートまで台無しにしてしまいます。
しかし、GUが素材戦略を抜本的に転換し、本格導入した「リアルレザー(牛革)」シリーズによって状況は一変しました。GU公式の製品仕様を確認すると、表地には正真正銘の天然牛革が採用されています。ファーストリテイリンググループの圧倒的な調達規模を活かし、バングラデシュなどの提携工場で原皮加工から一貫生産することで、通常ならセレクトショップで5,000円〜7,000円前後はする銀面・スプリットレザーの質感を驚異の低価格で実現しているのがカラクリです。
結論として、現在のリアルレザー本革モデルを選んでいる限り、至近距離で凝視されたとしても「GU製だと即座に見抜かれる」心配はありません。安っぽさの原因はブランド名ではなく、過去の合皮モデルや、後述するバックルの光沢選びに潜んでいます。