コース設計を手がけたのは、日本のゴルフ場設計界を牽引した名匠・富澤誠造氏です。自然の地形を巧みに活かしたレイアウトは、単なるフラットなコースとは一線を画し、ゴルファーに対して常に正確なショットのプレイスメントと緻密なコースマネジメントを要求します。
大富士ゴルフクラブのコース難易度を語る上で避けて通れないのが、名物ともいえる「富士山からの芝目」です。グリーン上では見た目の傾斜と実際の転がりが一致しない錯視現象(いわゆる目の錯覚)が頻繁に発生します。「上りに見えるパットが富士山からの順目で猛烈に速い」「下りに見えても強烈な逆目でショートする」といった現象が初心者はもちろん、ベテランプレーヤーの手を焼かせているのが実情です。
具体的な攻略法として、ティイングエリアからグリーンを狙う際は「常にピンの手前、受けている傾斜側につける」ことが鉄則となります。グリーン奥からのアプローチやパットは、富士山からの順目と下り傾斜が重なり、ボールがグリーン外まで転がり落ちるリスクを孕んでいます。ドライバーで無理に距離を稼ぐよりも、フェアウェイの平坦なポジションをキープし、セカンドショットでグリーンセンターを狙う堅実なマネジメントが好スコアへの最短ルートとなります。