もし訪問日程が春・夏・秋の特別開園期間と重なっているならば、昼だけでなく夕暮れから夜にかけての鑑賞計画を強く推奨します。岡山後楽園で開催される「春・夏・秋の幻想庭園」と、岡山城で開催される「烏城灯源郷(うじょうとうげんきょう)」の同時開催です。
通常は夕刻に閉門する後楽園が21:30まで延長開園され、広大な芝生や沢の池、延養亭が数千個のキャンドルやLED、和傘アートによって幻想的に浮かび上がります。対岸の岡山城では、黒漆塗りの下見板張りが闇夜に力強く照らし出され、天守前広場には竹あかりの柔らかな光が揺らめきます。昼間の静的な大名庭園とは打って変わり、夜の旭川の水面に両者の灯りが反射する光景は、訪れる人々を異世界へ誘います。
夜間イベント開催時の最大のポイントは、「昼に購入した共通券をそのまま活用できるか否か」のタイムマネジメントです。後楽園は一度退園しても当日に限り再入園が可能(チケット裏面へのスタンプ押印等による)な仕組みが維持されているため、午前中に一度見学し、午後に城下町散策や倉敷等へ足を延ばした後、夜間に再入場してライトアップを鑑賞するという離れ業も十分に成立します。