テレビの全国ネット番組で見かける機会が全盛期に比べて落ち着いたことから、一部ネット上では「現在は何をしているのか」「消えたのではないか」といった声も散見されます。しかし、現場の取材データを検証すると、真栄田賢の主戦場はテレビのひな壇から「劇場の舞台」および「地域密着型メディア」へと鮮やかにシフトしており、芸人としての評価と稼働率は極めて高い水準を維持しています。
振り返れば、2019年6月に発覚した闇営業(反社会的勢力が関与したとされる会合への出席)問題により、所属事務所である吉本興業から無期限謹慎処分を受けた出来事は、コンビにとって最大の存亡の危機でした。報道各社の取材や本人の手記によると、仲介者を介した認識不足が発端であったものの、世間からの厳しいバッシングに直面。二人は被害者支援施設でのボランティア活動や徹底した自己対話を重ね、同年8月19日に処分が解除されました。
復帰に際して真栄田が見せた姿勢は、言い訳を排した「漫才への原点回帰」でした。復帰直後のルミネtheよしもとのステージでは、深々と頭を下げた後、自らの過ちすらも自虐的な導入に変えつつ、圧倒的な話術で劇場を爆笑で包み込みました。現在では、ルミネtheよしもとやなんばグランド花月、よしもと幕張イオンモール劇場などの主要寄席看板として年間数百ステージをこなす傍ら、故郷である沖縄県の地上波冠番組やラジオ、配信コンテンツにおいて確固たるポジションを確立しています。