二人の物語が幕を開けたのは、松井大輔がフランス1部・グルノーブルでプレーしていた2010年秋のことでした。共通の知人を介した食事会で知り合い、当初は日本とフランスという約1万キロの超遠距離。それでも松井大輔のアプローチと加藤ローサの誠実な人柄が響き合い、時差を越えた電話や一時帰国の機会を通じて急速に距離を縮めました。当時、松井大輔が30歳、加藤ローサが26歳という4歳の年齢差であり、互いに社会的なキャリアを確立していたタイミングでの出会いでした。
交際開始からわずか約半年後の2011年6月22日、加藤ローサの26歳の誕生日に婚姻届を提出。同時に妊娠4か月であることも発表され、トップアスリートと人気絶頂の女優による「バースデー授かり婚」は世間を大いに賑わせました。結婚後、加藤ローサはフランスへ渡り、異国の地で言葉の壁や食生活の違いに直面しながらも、海外で戦う夫をアスリートフードマイスターの知識などを活かして献身的に支え続けました。
ブルガリア、ポーランド、そして日本復帰後の磐田や横浜、ベトナムなど、夫の度重なる移籍に伴い国内外を転々とする生活のなかで、加藤ローサは一時的に芸能活動をセーブ。家庭と育児を一手に引き受ける生活が続きました。一見すると華やかなセレブ婚の裏側には、アスリートの妻としての過酷なプレッシャーと、孤独な異国生活を乗り越える強い忍耐があったことは想像に難くありません。