1972年にドラマ『夏に来た男』で鮮烈なデビューを飾り、抜群の英語力と明るいキャラクターでバラエティや情報番組の司会としても八面六臂の活躍を見せた水沢アキ。しかし、その華やかなキャリアの裏側は、まさに波乱の連続でした。
アメリカ人男性との結婚、2児の出産、そして離婚。女手ひとつで子どもたちを育て上げながら借金を完済するという過酷な日々の中では、家族との関係に深い溝が生じた時期もありました。特に息子であるジュリアンとは、過度な期待や教育方針のすれ違いから、長年にわたる深刻な確執を経験しています。
テレビ番組の公開カウンセリングなどを通じて互いの本音をぶつけ合い、涙ながらに過去の過ちを認め合ったふたり。痛みを分かち合い、長い年月をかけて再構築した母子の絆は、現在の水沢アキの穏やかで慈愛に満ちた表情の根底に流れています。