日本政界において世襲議員に対する厳しい視線が注がれる中、鈴木俊一氏もキャリア初期には「大物首相の息子」「麻生氏の義弟」という色眼鏡で見られる局面が少なくありませんでした。
しかし、環境大臣や東京オリンピック・パラリンピック担当大臣、そして歴代屈指の長期在任となった財務大臣を歴任する中で、その評価は大きく変化しました。財務相時代には、急激な円安の進行や物価高騰、防衛費増額の財源確保といった難局に対し、官僚機構と協調しながら手堅い答弁と政策立案を遂行。国際会議(G7・G20財務相・中央銀行総裁会議)でも冷静な対応を見せ、「実務能力に長けた安定感抜群の政策通」としての評価を確固たるものにしました。
派閥の裏金問題などで党が大きく揺れる局面でも、自身のクリーンな政治資金管理と誠実な受け答えが際立ち、党内外から「有事の際に安心して舵取りを任せられる重鎮」として信頼を集めています。