フリース製品と一口に言っても、日常使いのファストファッションから本格アウトドアギアまで、採用されている生地の密度や毛足の長さは大きく異なります。ブランドごとの設計思想に合わせたケアを行うことが、衣類を長持ちさせる秘訣です。
日常着としてのユニクロフリース毛玉対策
高いコストパフォーマンスで圧倒的な普及率を誇るユニクロのフリースは、マイクロフリースやボアフリースなど多彩なバリエーションが存在します。日々の着用頻度が高いため、ユニクロフリース毛玉対策としては、着用2〜3回に一度の軽いブラッシングと、毛玉取り器の「高」設定による定期的なトリミングが極めて効果的です。生地が比較的均一に作られているため、平らなテーブルの上に広げてアイロン台のような硬い下地の上で処理すると、均一に美しく仕上がります。
高機能・高級アウトドアウェアのパタゴニアフリース手入れ
一方、レトロXやRシリーズに代表される名作を多数抱えるパタゴニアフリース手入れでは、生地の保温力とリサイクルポリエステルの質感を維持することが最優先されます。強力な電動刃で削りすぎると、パタゴニア独自の立体的なグリッド構造や厚手のパイルが痩せてしまいます。スリッカーブラシで毛束を優しく解きほぐした後、どうしても気になる大きな毛玉のみを小型のハサミや精密な毛玉取り器でピンポイントにカットする手法が推奨されます。