メガゲンガーが対戦環境で常に最重要警戒枠に指定される最大の理由は、特性「かげふみ」と「ほろびのうた」の凶悪なシナジーにあります。通常のポケモン対戦では、不利対面に陥った際に控えのポケモンへ交代して盤面を立て直す「サイクル戦」が基本戦術となります。しかし、メガゲンガーが着地した瞬間、ゴーストタイプ以外の相手はその場から逃げることができなくなります。
このキャッチ性能により、耐久型の受けポケモン(ポリゴン2、ラッキー、カバルドン、ドヒドイデなど)を逃さずに捕獲。「ほろびのうた」を唱えた後、「まもる」と「みがわり」(あるいは「かなしばり」)を交互に選択するだけで、相手になす術を与えず3ターン後に確実に気絶へと追い込みます。相手の選出プランを1匹で完全に瓦解させるこの戦術こそが、「メガゲンガーの滅び型」が環境で最も忌み嫌われ、恐れられる本質です。
さらに恐ろしいのは、単なる耐久潰しにとどまらず、試合終盤に相手の残りポケモンが1〜2体になった段階で展開される「実質的な詰み状態」の創出です。素早さ種族値130という高水準から放たれる滅びのカウントダウンは、相手に逆転のプレイングすら許しません。