大角ゆきさんの芸能生活は、2015年春にNHK Eテレ『いないいないばあっ!』の6代目おねえさんとして大抜擢されたことから本格化しました。当時わずか6歳、小学校に入学したばかりの彼女が見せたリズム感豊かなダンスと澄んだ歌声は、育児に追われる親たちの心を瞬く間に掴みました。歴代のおねえさんと比較しても、そのステージング能力と生放送級のアドリブ対応力は際立っていました。
4年間のレギュラー出演を終えた2019年春からは、全国を巡回する大型ステージ『ワンワンわんだーらんど』へと進級。ホール規模の巨大な会場で、生身の観客数千人を前にして歌い踊る過酷な現場を4年間、一度の長期離脱もなく全うしました。テレビスタジオという守られた空間から、ダイナミックな生舞台への適応をやり遂げた経験が、現在の彼女の胆力を形成したといえます。
2023年3月に『ワンワンわんだーらんど』を卒業した際、ファンからは惜しむ声が殺到しましたが、これは決して突発的な決定ではありませんでした。中学卒業と高校進学という人生の節目を見据え、1つの大きなチャプターを完結させた計画的なステップ移行であったことが、その後の活動設計からも証明されています。