一方で、全国的な知名度を一気に高めたのは間違いなく豚骨ラーメン店の存在だ。「なんでんかんでん」といえば、1990年代に東京・中野で創業した豚骨ラーメンの名店を思い浮かべる人も多いだろう。店名の由来は博多弁の「なんでんかんでん」から取られており、九州出身の創業者が「東京で本場の豚骨ラーメンを広めたい」という思いを込めたとされる。
創業当初は中野駅近くの小さな店舗から始まり、やがて深夜まで続く行列店として一時代を築いた。豚骨の強い香りと濃厚なスープ、硬めに茹でた細麺という博多スタイルを東京で本格的に提供した先駆者的存在だった。メディアにも数多く取り上げられ、「中野と言えばなんでんかんでん」というイメージが定着した時期がある。
2026年現在、店舗展開は全盛期と比べると大きく変わっている。かつては複数店舗や暖簾分けの動きもあったが、現在は限られた店舗で営業を続けている状況だ。公式発表や店舗情報によると、一部店舗の閉店や移転を経て、現在も営業を確認できるのはごく少数とみられる。中野の本店も立地や営業時間が変遷しており、訪れる前に最新の営業情報を確認するのが必須だ。