Q1:もし儀式の最中に盃を落としたり、お酒をこぼしてしまったら不吉ですか?
A1:全く不吉ではありません。神道において最も尊ばれるのは形式の完璧さではなく、神前で誓いを立てる真摯な心情です。万一手元が狂ってお酒がこぼれたり落としたりした場合でも、神職や巫女が速やかに新しい盃やお神酒を用意し、何事もなかったかのように儀式を継続します。現場の神職も「神様の前での失敗を咎めるような教義は一切ない」と語っており、縁起の善し悪しを気にする必要はありません。
Q2:新婦が着物(白無垢・色打掛)を着ている際、袖はどう扱えば綺麗に見えますか?
A2:盃を口元へ運ぶ際、空いている方の手(左手)の指先を揃え、右の袖口(袂)の下側に軽く添えるように支えてください。この所作を入れるだけで、袖が揺れて盃に触れるのを防げるだけでなく、所作全体が格段に上品かつ美しく見えます。写真映えの観点からも、プロのカメラマンが必ず推奨する基本テクニックです。
Q3:挙式当日は事前の練習やリハーサルをする時間はありますか?
A3:多くの神社や専門式場では、挙式の直前に20〜30分程度、神職や介添え人による「作法説明(リハーサル)」の時間が設けられています。盃の持ち方や歩き方、拝礼のタイミング(二礼二拍手一礼)をその場で丁寧にレクチャーしてもらえます。また、本番中も巫女や介添え人が小声で「右手をお添えください」「次はお口をつけるだけです」と合図を出してくれるため、手順を完璧に暗記していなくても問題ありません。
Q4:親族盃の儀で、お酒が飲めない親族や車を運転する親族はどうすればよいですか?
A4:挙式前の控室で、神社や式場の担当スタッフから参列者全員に「お神酒を召し上がれるか(アルコールの可否)」の確認が行われるのが一般的です。運転手や下戸の方、服薬中の方には清め水(またはノンアルコール飲料)が注がれます。万が一、事前確認が漏れてお酒が注がれてしまった場合でも、新郎新婦と同様に「口をつける真似だけをして盃を置く」ことで儀礼として十分に成立します。