ネット上で囁かれる「ラーメン虎と龍はまずい」という極端な言説。この噂の出どころをSNSのポストや口コミサイト、掲示板の過去ログ数千件から精緻に分析すると、味そのものの優劣というよりも「期待値のズレ」と「歴史的経緯」が原因であることが浮かび上がってきました。
まず、低評価をつけている層の意見を検証すると、次のような傾向が顕著です。
「久留米の龍を頼んだが、豚骨のクセが強すぎて途中で重たくなった」
「学生時代によく通った店舗と、他府県の店舗でスープのコクが全然違って薄く感じた」
「セントラルキッチン化された大手チェーンのクセのない豚骨に慣れていたため、独特の獣臭に驚いた」
これに対し、現存店に足繁く通う熱心なファンからの肯定的な評価は対照的です。
「関西で本物の久留米の呼び戻しに近いパンチのある豚骨が食べられる店は貴重」
「深夜に食べる博多の虎のあっさり加減と、極細麺のパツパツとした歯ごたえがクセになる」
「ランチの替え玉無料サービスや高菜のパンチが最高で、コスパの良さは健在」
つまり、「まずい」という風評の正体は、FC拡大期に一部の店舗で起きていた味のブレに対する落胆と、本場志向の骨太な豚骨スープに対する好みの二極化に他なりません。クリーミーで万人受けする現代的な白湯豚骨を期待して「久留米の龍」を注文した場合、その野性味あふれるアタックに戸惑う客が出るのは自然な反応と言えます。