この店が熱烈に支持される理由は、見た目の美しさだけではない。シェフが自ら足しげく通う京都近郊の有機農園から直接届く、極上の素材にある。規格外で市場に出回らない完熟果実を積極的に買い取り、その日一番美味しい状態のコンフィチュールへと生まれ変わらせる。
「農家さんが手塩にかけて育てた素材のポテンシャルを、余すことなく引き出すのが僕らの仕事」とシェフは語る。作り手の顔が見える素材を使うことで、どのケーキにもストーリーが宿る。サステナブルであることが特別なことではなく、美味しいお菓子の前提条件になっているのだ。