Q1:妊娠12週で下腹部がポコポコ・チクチク動く感覚があるのですが、これは胎動でしょうか?
A1:医学的に見て、妊娠12週で胎児の動きを胎動として体表から知覚することは極めて稀です。この時期の胎児の体重は15〜20g程度であり、子宮壁や母体の腹壁を揺らすほどの物理的パワーはありません。多くの場合、プロゲステロンの作用によって腸内に溜まったガスが移動する感覚や、腸の蠕動運動、腹部大動脈の拍動を感じ取っている可能性が高いと考えられます。初産婦が胎動をはっきりと自覚し始めるのは一般的に18〜20週頃、経産婦でも早く期で16週頃からとなります。
Q2:経産婦ですが、妊娠12週にしては明らかにお腹が出すぎていて太っただけなのか不安です。
A2:経産婦の場合、過去の出産経験によって腹壁の筋膜や靭帯が柔軟になっているため、子宮が骨盤からせり出すと同時に前へ突出しやすく、初産婦の妊娠5〜6ヶ月に匹敵する膨らみを見せることは珍しくありません。妊娠前からの体重増加が適正範囲(日本産科婦人科学会の基準に沿った推移)に収まっていれば、脂肪がついたのではなく骨格・筋膜の緩みによる正常な体型変化です。自己判断で極端な食事制限を行うことは胎児の発育に悪影響を及ぼすため厳禁です。
Q3:まだお腹が全く出ていないのですが、マタニティウェアや下着はいつ買いに行くべきですか?
A3:外見に変化がなくても、今すぐ下着類から購入・着用することを推奨します。12週の子宮はすでに恥骨上縁に達しており、普通のショーツのゴムやガードル、ローライズのボトムスは局所的な圧迫を与え、骨盤内の血流を悪化させる恐れがあります。まずはお腹をすっぽり包み込むマタニティショーツや締め付けのないノンワイヤーブラを揃え、お腹周りをゆったり保てるワンピースやアジャスター付きボトムスを準備しておくと、これから訪れる急激な体型変化にストレスなく対応できます。