過剰な要求から身を守り、職場やプライベートでのストレスを激減させるためには、どのようなアプローチが有効なのだろうか。組織心理学者アダム・グラントの名著『ギブ&テイク』は、人間関係における有益なヒントを与えてくれる。アダム・グラントは、自己犠牲的に与え続けるのではなく、相手の属性を見極めて対応を変える「自己防衛的な与え方」の重要性を説く。
さらに、アルフレッド・アドラーが提唱した「課題の分離」も強力な武器となる。相手が「見返りが来ない」と腹を立てたり不満を抱いたりするのは、あくまで相手の課題であり、あなたが背負うべき問題ではない。頼んでいない親切に対して無理にお返しをする必要はないと割り切るマインドセットが、不必要な罪悪感を断ち切る。