エトが作中屈指の強キャラとして君臨し続けた理由は、ナチュラル・ハーフ特有の膨大なRC細胞量と、幾重もの共食いによって獲得した多重の赫包(かくほう)にあります。彼女の基本赫子タイプは「羽赫(うかく)」ですが、一般的な羽赫の弱点であるスタミナ不足や接近戦の脆さを完全に克服していました。
全身を異形の外骨格で覆う「赫者(かくじゃ)」形態では、巨大な多眼多口の怪獣へと変貌。赫子自体に自我があるかのように「言葉を発する」「敵の肉体を捕食して取り込む」という、生体兵器の領域に達した能力を見せつけました。
特筆すべきは、赫子を体から切り離して罠として仕掛ける「赫子トラップ」や、他者に赫包を移植・寄生させて操る「赫子植え付け(カナエ・フォン・ロゼヴァルト戦で見せた強化術)」など、赫子の形状を粘土のように自在に再構築できる異常な造形技術です。戦闘力だけでなく、赫子そのものの特性を誰よりも深く理解していた知性こそが、エトを最強たらしめた要因でした。