ネット上の情報や動画サイトでは、見栄えを重視した複雑なテーピングパターンが散見されますが、そこには危険な誤解が潜んでいます。
誤解1:テープを強く引っ張れば引っ張るほどサポート力が高まる
これは最も深刻な誤謬です。テープを限界まで引っ張って貼ると、皮膚への過度な牽引ストレスによって表皮剥離やかぶれを引き起こすだけでなく、筋膜の自然なスライドを阻害してかえって肉離れのリスクを跳ね上げます。端部分は一切引っ張らず、中央部も最大伸張の20〜30%程度に留めるのが鉄則です。
誤解2:テーピングさえしていればウォームアップを省ける
テープはあくまで補助具であり、筋温の上昇や関節可動域の確保を代替するものではありません。スポーツ前後のセルフケアとして、入念な動的ストレッチ、練習後のアイシングやフォームローラーを用いた筋膜リリースを組み合わせることで、初めて肉離れ再発防止の確固たる防壁が完成します。