山口百恵の足跡を振り返る上で、三浦友和との出会いは運命的だった。映画『伊豆の踊子』での初共演を皮切りに、テレビドラマ『赤いシリーズ』などでゴールデンコンビとして日本中を魅了。画面越しに漂う二人の自然な空気感は、やがて本物の愛へと昇華していった。
そして1980年10月、日本武道館のステージ上にマイクを置いた伝説の引退コンサート。当時わずか21歳。絶頂期での完全引退は、芸能界の歴史に深く刻まれることとなった。結婚を機に家庭へ入り、以来一貫してメディアの表舞台には戻らない姿が、彼女の存在をより一層神秘的なものにしている。