気候変動に伴う自然災害の激甚化・頻発化は、日本の都市防災に根本的な見直しを迫っている。その最前線で動くのが、迅速な初期対応を可能にする移動型・組立型インフラだ。
災害発生時、数日単位で設営される応急仮設住宅や本部機能は、被災地の命綱となる。資材の備蓄体制と全国ネットワークを網の目のように巡らせることで、必要な場所へ必要な空間を即座に届けるロジスティクスが完備されている。
平時は地域の交流施設や行政窓口として機能し、有事には素早く防災拠点へと切り替わるフェーズフリーな空間設計。これこそが、激動の時代に求められる真のレジリエンスと言える。