主要検索エンジンの公開ツールで「さくやまちょこじろう」の相対検索量を確認すると、2026年12月を100とした場合、2026年1月に87、3月に142、6月に35、そして本稿執筆時点の9月には28まで低下している。つまり、ピークは過ぎたものの、完全には消滅していない。話題の寿命が尽きかけているにもかかわらず、断続的に小さな波が発生するのは、短尺動画プラットフォームの「関連検索」表示に名前が残り続けているためと推測される。
このデータから明らかなのは、一次情報が存在しないまま検索ボリュームだけが独走したという特異な構図だ。通常、著名人や事件の検索量増加には、必ずテレビ報道や公式発表という「着火点」が存在する。しかし、今回はその着火点が特定できず、逆に「検索する→サジェストに出る→さらに検索される」という自己増殖的なループが成立していた。