青山公園南地区の再整備において、東京都が最も重視している柱の一つが「広域防災拠点」としての機能強化です。港区六本木・青山エリアは高層ビル群や商業施設、住宅地が密集しており、首都直下地震などの大規模災害時における避難・救難活動スペースの確保が極めて重要な課題とされてきました。
整備計画では、平時は都民が憩う緑豊かな芝生広場や散策路として機能させつつ、有事の際には以下のような防災機能を即座に発揮する設計が盛り込まれています。
- 緊急離着陸スペースの確保:自衛隊や消防、警察などのヘリコプターが救助・物資輸送のために利用可能なオープンスペースの整備。
- 防災備蓄倉庫・耐震性貯水槽の設置:周辺避難者への応急対応を可能にする地下インフラの拡充。
- かまどベンチ・防災照明の配備:停電時や避難生活を支える災害対応設備の標準装備。
単なる景観改善にとどまらず、都市の強靭化を支えるセーフティネットとしての役割が南地区に与えられています。