富士山南麓、静岡県裾野市須山の自然に囲まれた地に佇む富士山ガーデンホテル。現在、楽天トラベル、じゃらん、Booking.com、Agodaといった主要なオンライン旅行予約サイト(OTA)において、同ホテルの宿泊予約の受付は完全に停止しています。公式電話番号への発信も不通となっており、現地のエントランスゲートは閉ざされ、一般の立ち入りが制限されている状態です。
現地を訪れたドライバーや近隣住民の証言によると、「かつて連日並んでいた大型観光バスの姿は消え、夜間に客室の灯りが灯ることもなくなった」と語られています。大手検索エンジンのマップ情報でも「閉業」または「臨時休業」のステータスが継続して表示されており、富士山ガーデンホテルの現在は、商業宿泊施設としての機能を停止しているのが動かしがたい事実です。
なぜこれほど広大な敷地を持つリゾートホテルが、静まり返る事態に陥ったのか。その背景には、インバウンド観光の構造変化と、特定市場に特化しすぎた事業モデルの脆さが潜んでいました。