全国に1,200カ所以上存在する道の駅のなかで、なぜ佐野市の「道の駅どまんなかたぬま」が際立った支持を集め続けるのか。その最大の要因は、ロードサイド施設としての基本機能に加え、日常の延長にある癒やしとアミューズメント性を高い水準で融合させた空間作りにあります。
象徴的な設備が、施設の一角に設けられた全長約7メートルの無料足湯です。敷地内から汲み上げる田沼温泉の源泉を利用したこの足湯は、ドライブで疲労した下肢の血行を促すオアシスとして定着しています。足湯の利用時間は午前9時30分から午後6時までとなっており、清掃と湯の入れ替えが徹底されているため、清潔感に敏感なファミリー層や高齢の旅行者からも高い信頼を獲得しています。
さらに秋から冬にかけての日没後、敷地内は数十万球規模のLEDで彩られる壮大なイルミネーション会場へと変貌を遂げます。昼間は新鮮な朝採れ野菜を買い求める地元住民で賑わい、夕刻からは幻想的な光のトンネルを目当てにカップルや観光客が集まる二層構造の集客サイクルが確立されています。