セメントとモルタルの違いとは?強度や配合比・Diy使い分けを徹底解説

セメントとモルタルの違いとは?強度や配合比・Diy使い分けを徹底解説

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既存のコンクリートやブロックの上にモルタルを上塗りする際、そのまま塗り重ねると高確率で数ヶ月以内に剥離や浮きが発生します。これを防ぐための鍵となるのが、モルタル 接着剤 下地処理の徹底です。

古いコンクリート下地は乾燥しており、新しく塗ったモルタルの水分を一瞬で吸い取ってしまいます。この現象を「ドライアウト」と呼び、水分を奪われた接合面のセメントは水和反応を起こせず、粉状のまま未硬化となって剥がれ落ちます。施工前には必ず下地の汚れやコケを高圧洗浄やワイヤーブラシで除去し、十分な散水を行って下地を満水状態にしておく必要があります。

さらに接着強度を万全にするため、エチレン酢酸ビニル(EVA)系やアクリル系の吸水調整材(モルタル接着増強剤・シーラー)を下地に原液〜希釈塗布し、プライマー層を形成してからモルタルを塗り付けます。このひと手間で付着強度は2〜3倍に跳ね上がります。

すでに発生してしまったクラックに対しては、原因と幅に応じたモルタル ひび割れ 補修方法を選択します。

  • ヘアークラック(幅0.3mm未満):構造への影響が少ない微細クラック。セメント系補修粉末を水で溶いたセメントミルクや、微粒子エポキシ樹脂注入材を刷毛やローラーで刷り込みます。
  • 構造クラック(幅0.3mm以上、深部到達):雨水侵入による内部鉄筋の腐食を防ぐため、サンダーを用いて亀裂に沿ってV字またはU字に溝を削る「Uカットシール材充填工法」を行います。プライマーを塗布後、変成シリコン系シーリング材を充填し、表面を樹脂入りポリマーセメントモルタルで平滑に仕上げます。
林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。