アブの幼虫は毒や危険性がある?噛む理由とウジ虫との見分け方・駆除法

アブの幼虫は毒や危険性がある?噛む理由とウジ虫との見分け方・駆除法

アブの幼虫は毒や危険性がある?噛む理由とウジ虫との見分け方・駆除法について徹底解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

水辺の湿地や庭先の土壌で見つかるアブの幼虫について、最も多く寄せられる疑問が「毒を持っているのか」「人に噛みつくのか」という点です。結論から述べると、アブの幼虫は人体に重篤な害を及ぼす毒液や毒針を一切持っていません。

ただし、「噛むかどうか」という点に関しては、アブの種類によって明確な生態の違いがあります。日本国内に生息する約100種のアブのうち、幼虫期を水生または湿地で過ごすウシアブやシロフアブなどの肉食系アブは、発達した鋭い口器(大顎)を持っています。これらは普段、ミミズやオタマジャクシ、他の水生昆虫を捕食して生活しているため、人が素手で強く掴んだり踏みつけたりした際に、防衛反応として指先などに噛みつくことがあります。噛まれるとチクッとした鋭い痛みを感じ、一時的な腫れや赤みを生じるケースがあるため、泥や水中の幼虫を素手で扱うのは避けるのが賢明です。

一方で、家庭のコンポストや家庭菜園の腐腐土に大量発生する「アメリカミズアブ」などの幼虫は、植物性有機物や腐敗物を食べる腐食性であり、人間を攻撃する口器の構造を持っていません。皮膚を噛み破られる心配は皆無といえます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。