2024年12月末をもって吉本興業を円満退社し、活動の舞台を米カリフォルニア州ロサンゼルスへ完全移行させたゆりやんレトリィバァ。現在、彼女は現地の小劇場やコメディクラブでマイク一本を握る「オープンマイク」から地道にキャリアを積み上げています。
日本国内で『女芸人No.1決定戦 THE W』(2017年)や『R-1グランプリ』(2021年)を制覇し、名実ともに頂点に君臨していた彼女が、なぜ安定した地位とレギュラー番組をすべて手放してまで渡米したのか。最大の引き金となったのは、2019年に米オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント(AGT)』で巻き起こした熱狂でした。星条旗の水着で披露したユニークなパフォーマンスと、審査員サイモン・コーウェルを翻弄した即興の英語トークは、動画再生回数数千万回を超える世界的バズを生み出しました。
当時の特番インタビューにおいて、彼女は「子どもの頃から映画の世界に憧れ、アメリカで主役を演じるのが人生の夢だった」と赤裸々に語っています。日本のバラエティ番組における「いじられ役」の枠に安住することなく、世界基準のクリエイターとして勝負したいという意志が、30代半ばでの退社・移住という大きな決断へと直結しました。現地関係者によると、現在は大手エージェントとの契約交渉を進めつつ、ハリウッド映画のオーディションへ果敢に挑む日々を送っています。