歴代最多となる5度の優勝を誇るのが「サッカー王国」ブラジルです。1958年のスウェーデン大会で当時17歳のペレが衝撃的なデビューを飾って初戴冠を果たすと、1962年チリ大会、1970年メキシコ大会を制覇して黄金時代を築き上げました。さらに1994年アメリカ大会、2002年日韓大会でもトロフィーを掲げ、ワールドカップ最多優勝国として君臨しています。
特筆すべきは、およそ1世紀に及ぶ大会史の中でサッカーW杯連覇記録を打ち立てたチームがわずか2組しか存在しないという事実です。
- イタリア代表(1934年・1938年):名将ヴィットーリオ・ポッツォのもと、組織的な戦術と規律を武器に史上初の連覇を達成。
- ブラジル代表(1958年・1962年):ペレやガリンシャら個の圧倒的な才能が融合し、南米特有の華麗なスタイルで世界を魅了。
近年では戦術の高度化と各国のスカウティング技術の進化により、連覇の難易度は極限まで跳ね上がっています。2018年ロシア大会を制したフランスが2022年カタール大会で決勝まで進みながらもPK戦で涙を呑んだように、現代サッカーにおける「連覇」は極めて高いハードルとして立ちはだかっています。