平行四辺形の面積の求め方|公式の罠と外側の高さを完全図解

平行四辺形の面積の求め方|公式の罠と外側の高さを完全図解

平行四辺形の面積の求め方|公式の罠と外側の高さを完全図解にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

大手進学塾の講師陣が異口同音に指摘するのが、「平行四辺形の面積における斜めの長さの罠」です。問題用紙に底辺「8cm」、斜めの辺「6cm」、そして内側の高さ「5cm」という3つの数値が書かれていた場合、相当数の児童が「8×6=48」と即答して失点します。

取材に応じた大手個別指導塾の教務主任は次のように語ります。「子どもたちは無意識のうちに、図形の輪郭(外枠の線)を使いたがる認知的バイアスを持っています。斜めの辺は目に見える輪郭ですが、高さは図形の内側に点線で引かれた補助的な概念であることが多いため、視覚的な存在感に負けて斜めの辺を選んでしまうのです」。

このつまずきを克服するための鉄則は、平行四辺形の高さの見つけ方を「線の長さ」ではなく「2本の平行線が離れている幅(最短距離)」として捉え直すことです。高さとは、底辺とそれに平行な向かい合う辺との間の『垂直な距離』を指します。斜めの辺は垂直ではないため、距離としては必ず高さより長くなってしまいます。問題用紙を見たら、まず「直角マーク(垂直記号)」を探し、その直角を挟んでいる2本の直線だけを「底辺」と「高さ」として指差し確認する習慣が極めて効果的です。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。