ネット上の言説において、しばしば「come againの大ヒットによって、日本に2ステップブームが定着した」と語られることがあります。しかし、音楽ジャーナリズムの視点から厳密に検証すると、これは正確な事実とは言えません。
実際には、「come again」の爆発的なヒット以降、多くのJ-POPアーティストやプロデューサーが2ステップ歌謡の制作を試みました。しかし、その大半は単にドラムパターンを真似ただけの表層的なアプローチにとどまり、m-floほどのグルーヴ感とメロディの洗練を両立できずにブームは短期間で沈静化してしまったのです。
つまり、2ステップというジャンルが日本で定着したのではなく、「☆Taku Takahashi、VERBAL、LISAの3人が構築した唯一無二のバランスだったからこそ成立した奇跡」であったというのが正確な歴史的事実です。