休日診療を利用する上で、近年大きく運用が変化しているのが小児医療の領域です。盛岡市公式発表資料によると、限られた小児科専門医の負担軽減と持続可能な診療体制の維持を目的として、小児科休日救急当番医の広域化が進められています。
かつては市内完結型であった当番医体制が、滝沢市や紫波郡(矢巾町・紫波町)、岩手郡などの近隣医療圏と連動した広域連携輪番制へとシフトしています。これにより、日曜日に当番となっている小児科が市内中心部ではなく近隣エリアのクリニックとなるケースが存在します。「いつもの市内近所の小児科が開いているはず」と早合点して車を走らせると、現地で看板が消灯している事態になりかねません。必ず当日の割当エリアを確認する必要があります。
また、盛岡市休日当番医歯科については、盛岡市歯科医師会が主管となり、日曜・祝日の午前に急患対応を行う輪番制が敷かれています。激しい歯痛や詰め物の脱落による出血など急性期のトラブルに特化しており、虫歯の抜本的治療や義歯の細かな調整などは対象外です。同様に盛岡市休日当番医耳鼻科や眼科も輪番頻度が内科に比べて限られるため、週によっては対応医院が存在しない、あるいは隣接自治体の広域拠点での受診が必要になる場合もあります。