買い物を終えた来訪者の多くが、建物の裏手に広がる「市原市農業公園」へと足を向ける。ここがあずの里の真骨頂だ。手入れの行き届いた芝生広場と、丘へと続く遊歩道。春には桜と菜の花が斜面を染め上げ、秋にはコスモスが風に揺れる。
丘の上の展望デッキまで木漏れ日の中を5分ほど登ると、市原の里山風景がパノラマで広がる。買い求めたばかりの焼きたてパンとテイクアウトのアイスクリームを手に、木陰のベンチで風の音を聞きながら過ごす家族連れや愛犬家の姿。高速道路のサービスエリアには絶対にない、圧倒的な開放感と時間の余白がここには用意されている。