製品の品質保証や適正な賞味期限設定を行うためには、高精度な水分活性測定装置による実測が欠かせません。現代の主流測定方式には主に2つのタイプが存在します。
1つ目は、最も信頼性が高く公定法にも準拠している「冷却鏡式露点測定センサー(チルド・ミラー式)」です。サンプルから生じる平衡蒸気を直接検出し、±0.003 awという極めて高い精度で短時間(約5分)に測定を完了します。揮発性成分を含む食品にはフィルターが必要ですが、研究開発や厳格な品質管理で標準的に採用されています。
2つ目は、導入コストを抑えやすい「電気抵抗式/静電容量式センサー」です。ポータブル型も多く現場での日常点検に向いていますが、センサーの定期的な校正(キャリブレーション)を怠ると値がドリフトするため注意が必要です。
賞味期限設定の実務においては、水分活性の実測値をベースにしつつ、流通時の温度変化や包装フィルムの透湿度(防湿性)を考慮した加速劣化試験を行うことが品質事故を防ぐ鉄則です。