水分活性とは?水分含量との違いやカビ・微生物を防ぐ基準値を徹底解説

水分活性とは?水分含量との違いやカビ・微生物を防ぐ基準値を徹底解説

水分活性とは?水分含量との違いやカビ・微生物を防ぐ基準値を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

製品の品質保証や適正な賞味期限設定を行うためには、高精度な水分活性測定装置による実測が欠かせません。現代の主流測定方式には主に2つのタイプが存在します。

1つ目は、最も信頼性が高く公定法にも準拠している「冷却鏡式露点測定センサー(チルド・ミラー式)」です。サンプルから生じる平衡蒸気を直接検出し、±0.003 awという極めて高い精度で短時間(約5分)に測定を完了します。揮発性成分を含む食品にはフィルターが必要ですが、研究開発や厳格な品質管理で標準的に採用されています。

2つ目は、導入コストを抑えやすい「電気抵抗式/静電容量式センサー」です。ポータブル型も多く現場での日常点検に向いていますが、センサーの定期的な校正(キャリブレーション)を怠ると値がドリフトするため注意が必要です。

賞味期限設定の実務においては、水分活性の実測値をベースにしつつ、流通時の温度変化や包装フィルムの透湿度(防湿性)を考慮した加速劣化試験を行うことが品質事故を防ぐ鉄則です。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。