新築オープンの華々しいニュースの裏で、業界関係者の注目を集めているのがイオンスタイル建て替えリニューアルの動きです。1970年代から1990年代にかけて建設された旧ジャスコやサティを前身とする総合スーパーは、設備の老朽化のみならず、現代の消費行動との構造的なミスマッチを抱えていました。
これら旧型店舗を一度解体し、最新の耐震基準と省エネ設備を備えた施設へと再生するプロジェクトが全国で同時多発的に進行しています。イオンモール新店舗ニュースなどで報じられる大型SCの大規模刷新案件でも、核店舗であるGMSフロアを全面的に圧縮し、専門店街やコミュニティスペースを拡張するリニューアルが主流です。
かつて売上の柱だった総合衣料品売場を大胆に削減し、冷凍食品専門コーナーやヘルス&ウエルネス、調剤併設ドラッグストアを前面に押し出す売場構成へと刷新。床面積をむやみに広げるのではなく、地域住民の来店頻度(フリークエンシー)を最大化させる設計思想へのシフトが完了しつつあります。