ロンドン・シティ空港(IATAコード:LCY)の最大の武器は、何と言ってもロンドン中心部に対する圧倒的な近接性です。ヒースロー空港がロンドン西部の郊外に位置するのに対し、LCYは東部ニューハム区の旧港湾エリアに鎮座しています。
ターミナル構造は極めてコンパクトに設計されており、一般的な巨大国際空港で強いられる「チェックインから搭乗ゲートまでの延々たる徒歩移動」がほぼ存在しません。保安検査場から搭乗口までは数分で移動可能であり、手荷物預け入れがないビジネス客であれば、出発時刻の30〜40分前に空港到着しても余裕を持って搭乗できる設計思想が徹底されています。
最新の次世代保安検査CTスキャナーの全面運用により、機内持ち込み手荷物から液体物やノートPCを取り出す手間も大幅に削減されました。空港到着から飛行機離陸まで、あるいは着陸からロンドン市内行きの電車に乗るまでのシームレスな体験は、欧州の主要空港の中でも抜きん出た評価を獲得しています。