事件が発生したのは1977年(昭和52年)11月15日の夕刻でした。新潟市立寄居中学校でバドミントン部の練習を終えた当時1年の中学生・横田めぐみさんは、友人2人と一緒に学校を出て帰宅の途につきました。
自宅まで残り100メートルほどとなった辻で友人と別れた直後、彼女の消息は完全に途絶えました。普段通りであればわずか数分で帰宅するはずの娘が戻らないことを心配した両親は、近隣を必死に捜索したものの手がかりは得られず、同日夜に新潟県警へ捜索願を提出しました。
当初、警察はあらゆる可能性を視野に入れて大規模な捜索を展開しました。しかし、事件現場付近には所持品や争った痕跡が一切残されておらず、家出をする動機も皆無だったことから、警察の捜査は完全に暗礁に乗り上げ、長い間「神隠し」のような謎の失踪事件として扱われることになります。