医療機関で行われる治療は、物理的または熱エネルギーによって異常な線維化を断ち切り、自己再生治癒力を引き出すアプローチが主流となっています。現在、臨床現場で高い効果を上げている代表的な4つの治療法を解説します。
1. ポテンツァ(POTENZA / RFマイクロニードル)
極細の針を皮膚に刺入し、針先から高周波(RF)を直接照射することで真皮層に熱変性を起こします。さらにドラッグデリバリーシステムにより、ポリ乳酸製剤(ジュベルックなど)を均一に注入できる点が画期的です。コラーゲンの新生を強力に促し、ダウンタイムを比較的短く抑えられるため、2026年現在も高い支持を集めています。
2. サブシジョン(皮下剥離術)
皮膚の底を引っ張っている固い線維性の癒着を、医療用の特殊な針で物理的に切り離す治療です。特に緩やかな凹みを持つ「ローリング型」に対して劇的な効果を発揮します。切り離した空間にヒアルロン酸やジュベルックを充填することで、再癒着を防ぎながら持ち上げる手法が一般的です。
3. フラクショナルCO2レーザー
炭酸ガスレーザーを微細なドット状に照射し、皮膚に微小な熱損傷を与えて皮膚の収縮と再生を促すアプローチです。角が角張った「ボックスカー型」のエッジを削り、全体を滑らかにする施術として長年の実績があります。
4. ダーマペン4(マイクロニードル療法)
1秒間に最大1,920個の微細な孔を肌に開け、成長因子などの薬剤を浸透させて創傷治癒力を高めます。比較的安価で導入しやすい一方、深いクレーターに対しては複数回の継続施術が前提となります。