「お疲れが出ませんように」は目上に失礼?誤解を防ぐマナーと例文

「お疲れが出ませんように」は目上に失礼?誤解を防ぐマナーと例文

「お疲れが出ませんように」は目上に失礼?誤解を防ぐマナーと例文についての真相を徹底解説します。

ビジネスマナーにおいて頻出する「ご自愛ください」ですが、実は使用条件に厳格なルールが存在し、ネット上でも誤用が多発しています。最も多い過誤が「お体をご自愛ください」という二重表現です。「自愛」という熟語自体に「自らの体を大切にする」という意味が含まれているため、頭に「お体を」を付けると重言(重複表現)になってしまいます。

もうひとつの決定的な盲点は、「ご自愛ください」はすでに病気療養中や怪我をしている相手には使えないという点です。「健康状態を損なわないよう気をつける」という意味合いを持つため、体調不良で休職している同僚や入院中の取引先に対して使うと、「これ以上悪くならないよう自己責任で養生せよ」という不自然なニュアンスを生んでしまいます。

相手がすでに体調を崩している状況では、「ご自愛ください」や「お疲れが出ませんように」ではなく、「一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます」や「どうか治療に専念なさってください」と言葉を明確に切り替えるのが正しい配慮です。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。