国立大学の前期日程を主軸に据える受験生の多くは、早慶・MARCH・関関同立といった私立大学の一般入試を併願します。しかし、この私立併願スケジュールの重複こそが、前期日程に向けたコンディションを崩す主たる要因となっています。
2月中旬は私立大学の入試ラッシュであり、同時に合格発表が相次ぐ時期です。ここで注意すべき盲点を検証します。
第一の盲点:私立大学の延納金・入学金納入期限とのズレ
私立大学の合格キープには、20万円前後の入学金を納める必要があります。多くの私立大学では、国公立大学前期の合格発表まで手続期限を待ってくれる「入学金延納制度」を用意していますが、一部の大学・学部では前期発表前の2月中旬〜下旬を納入期限と定めているケースがあります。期限を数時間過ぎただけで合格は一律取り消されるため、資金管理と期限管理のエクセル化は必須です。
第二の盲点:Web出願に伴う「紙の不備」
デジタル化が進んだ昨今の入試でも、調査書や写真票、志望理由書などの郵送提出を求める大学が大半です。共通テスト後に急遽志願先を変更した結果、高校からの調査書発行が間に合わなかったり、消印有効と必着の区分を見誤って窓口で受理を拒否されたりする事故が報告されています。出願書類の予備確保と、各大学の受付規定のチェックは、出願初日(1月下旬)の時点で完了していなければなりません。