タマカタカイガラムシ駆除の真相|農薬が効かない理由と正しい防除時期

タマカタカイガラムシ駆除の真相|農薬が効かない理由と正しい防除時期

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Q1:春先に成虫を見つけました。今すぐ効く殺虫剤は本当にありませんか?
A1:残念ながら、殻が完成した春〜初夏のメス成虫を一撃で死滅させる安全な市販農薬は存在しません。薬剤を浴びせても殻に弾かれるため、この時期はブラシ等による「こすり落とし」で物理的に排除するか、5月下旬〜6月に殻から出てくる無防備なふ化幼虫のタイミングを待って薬剤散布を行うのが最も確実です。

Q2:マシン油乳剤は暖かい春や夏に使っても良いですか?
A2:厳禁です。マシン油乳剤を新芽が動いた後や葉が茂っている初夏〜夏に散布すると、植物の気孔まで塞いでしまい、深刻な葉焼けや新梢の枯死(薬害)を引き起こします。マシン油乳剤の使用は、植物が完全に休眠している12月〜2月中旬までの冬季限定と心得てください。

Q3:ブラシで落とした成虫は地面に放置しても大丈夫ですか?
A3:成虫自体は自力で木に戻れませんが、成虫の殻の内側には多数の卵が存在します。地面に落ちた殻の中で卵が生き残り、5〜6月にふ化した幼虫が再び木を這い上がってくるリスクがあります。削り落とした成虫は地面に放置せず、シート等で回収して処分するか、土中に深く埋めるのが安全です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。