一方で、北口側に広がるのは江戸時代の東海道33番目の宿場町として栄えた歴史ある街並みだ。全国的にも希少な「本陣」と「旅籠」が完備された状態で保存されている二川宿本陣資料館周辺では、新たな文化・観光の取り組みが花開いている。
古民家を活用したコワーキングスペースや伝統工芸のワークショップ空間が相次いで立ち上がり、単なる歴史鑑賞を超えた体験型コンテンツが充実してきた。歴史的建築のデジタルツイン化によって、スマホ越しに江戸時代の賑わいをオーバーレイ表示するウォーキングツアーも好評を博している。古い街並みを単に保存するのではなく、現代のデジタル技術と融合させることで、若い世代や外国人観光客の足が途絶えない。