Q1:愛犬の後ろ足がふらついています。動物病院に行くまでに自宅でできる応急処置は何ですか?
A1:最優先すべきは「完全な安静保持(ケージレスト)」です。歩かせたり、抱き上げて患部を触ったりせず、狭いケージやキャリーケースに愛犬を入れ、動けない状態にしてください。病院へ連れて行く際も、背骨が曲がらないよう平らなキャリーや段ボールに水平に寝かせて搬送してください。
Q2:ステロイドや痛み止めを飲んだら元気になりました。散歩を再開しても良いですか?
A2:絶対に散歩させてはいけません。薬で痛みが消えているだけで、椎間板の病変や脊髄の圧迫が治ったわけではありません。痛みが取れて動き回ることで、突出部がさらに神経を圧迫し重症化する事故が極めて多いため、獣医師の指示があるまでは指示された安静期間を厳格に守ってください。
Q3:手術を受ければ、以前のように走れるようになりますか?
A3:回復率は手術前の重症度(グレード)と発症からの経過時間に大きく左右されます。グレード1〜3であれば85〜95%以上の高い確率で歩行機能が回復しますが、深部痛覚が失われたグレード5の場合、48時間以内の手術であっても回復率は50%前後に留まります。また、術後の適切なリハビリテーションも歩行機能回復に不可欠です。
Q4:犬の車椅子は麻痺が治らないと確定してから作るべきですか?
A4:必ずしも治らないと確定するまで待つ必要はありません。近年は術後のリハビリの一環として、早期から車椅子を導入して前足の筋力を維持し、自力排泄や歩行意欲をサポートする活用法が推奨されています。獣医師や専門メーカーと相談のうえ、適切なタイミングで導入を検討してください。