混雑対策の一環として、また物価高騰の煽りを受けて、アルペンルート全体の旅行コストは上昇傾向にある。乗車券の値上げに加え、室堂周辺の山小屋やホテルの宿泊料金も高騰しており、一般の国内観光客からは「気軽にいけない場所になった」との嘆きも聞こえる。
一方で、プライベートガイド付きの高級ツアーや、特別車両を貸し切る富裕層向けのプランは好調だ。限られた人数から高い単価を得ることで環境負荷を減らす「高付加価値化」の戦略だが、これが日本の一般登山者やファミリー層を排除することにならないか、議論は分かれている。