古希は何歳で祝う?2026年の対象生まれ年と満年齢・数え年の正解

古希は何歳で祝う?2026年の対象生まれ年と満年齢・数え年の正解

古希は何歳で祝う?2026年の対象生まれ年と満年齢・数え年の正解についての真相をお届けします。

古希のお祝いといえば、深く上品な「紫色」がシンボルカラーとして定着しています。還暦の赤色とは一線を画すこの色合いには、語源となった歴史的背景と色の象徴性が深く結びついています。

古希という呼称は、唐代の詩人・杜甫(とほ)が詠んだ名詩「曲江(きょくこう)」の一節、「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」に由来します。朝廷での公務に苦悩しながらも、「酒のツケなら行く先々にあるが、70歳まで生きる人間など昔から滅多にいないのだから、今を悔いなく生きよう」と人生の無常を歌い上げた句です。この「古稀(まれ)」が転じ、70歳の祝福を表す名として定着しました。

そしてテーマカラーに紫が選ばれた理由は、日本古来の階位制度と染織文化にあります。飛鳥時代の聖徳太子が定めた「冠位十二階」において、紫は最高位の官位にのみ許された禁色(きんじき)でした。高僧や貴族だけが身につけることを許された紫は、品格、崇高、敬意の象徴です。「70年という稀有な歳月を気高く生きてきた主役へ、最大級の敬意を表す色」として、今なお紫色の品物を贈る慣習が受け継がれています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。